平成3年に弁護士登録して以来、弁護士として四半世紀を超える経験を積んできました。
弁護士登録からしばらくの間は、所属事務所が抱えていた土地・建物を巡る特殊な問題（＝石炭鉱害問題）に多く関わり、そこから土木・建築や土地改良・区画整理など関連分野にも関心が広がりました。

また、平成9年に独立した直後から、破たん金融機関の処理を目的とする株式会社整理回収機構の業務に関わることになり、破たんした金融機能の再生と健全化を目指して、経営責任論や不良債権回収の問題に没頭しました。この組織に集まった弁護士達の行動力に接したことは、その後の弁護士人生に大きな影響を与えました。

法人の破産事件には継続的に関わってきましたが、裁判所の処理能力を上回るほど多数の多重債務事件が溢れていた平成10年代半ばには、あらゆる類型の破産事件と個人再生事件を処理することになりました。
これらの事件の中には、もっと早く弁護士に相談していれば裁判にならずに済んだはずのものがたくさんあります。逆にもっと早く裁判をしていれば権利が守られたはずなのにと思われるものもあります。

今ではインターネット上で様々な法律相談が行われていますが、そこで相談されている案件が、ご自分の抱えている案件と同じなのかどうかを判断すること自体、実は難しいことです。全ての事件に個性があるので、答える側もその個性の部分を聞き出さなければ適切な回答ができません。そこがはっきりしない質問が多いため、ネット上の相談はどうしても抽象的な回答になってしまいます。
しかし、まさにその個性が事件の方向性を決めるのですから、是非、専門家にご相談されることをお勧めします。事件にならないことが分かればそれだけで安心できます。事件性を有するときは、その事件の個性に合わせた手作りの処理が可能になります。

まずは一度、ご相談ください。